ありがとうと言い合える関係
一般的に生きていたら、創造と無縁だと思っていることが多いと思う。
創造はモノを作り出すこと(特に芸術的なモノなど)だと思っている人が大半ではないだろうか?
だが、創造はモノを作り出すことだけではない。
自分しかできないこと。
他者に対して自分ができること。
それによって他者が喜ぶこと。
これが創造するということ。
自分が行ったことは価値という形になり、その価値はお金というモノに変えられることが多い。
分かりにくいのであれば、何かを得るためにお金を払う機会を想像してみて欲しい。
何に対して、お金を払っているのだろう?
例えば、喫茶店に行って飲み食いしたモノに対してお金を払っているが、その喫茶店にいる間は、空間に対しても払っていることになる。
そうやって目に見えることだけでなく、見えない部分もよく見てみるといい。
色んなモノゴトの価値に対して、お金を払っている。
この『価値に対して、お金を払っている』ことに気がつくかどうかが大切。
他者から与えられることばかりであれば、対価がいくらあっても足りない。
だが『自ら価値を生み出していくことで、変化が訪れるのではないか?』
と気がつけば、もう価値を生み出しているのと同じ。
価値は受け取る相手(他者)によって決められる。
もちろん、こちらが対価の設定をすることもあるが、それは受け取る相手が妥当と思ってこそその価値となる。
創造するということは、自分という存在から価値を生み出すということなのだ。
だが、間違ってはいけないのが、他者に依存しないこと。
この辺りの調整が難しいかも知れない。
他者が喜ぶことを自分の喜びとしないこと。
自分が喜ぶことを、他者に提供し、他者が喜ぶことが大切。
これが世間一般で言われるwin-winの関係。
打ち負かすことはない。
お互いに尊重し合うことで、相乗効果が得られることもある。
創造とはそういう価値を生み出すこと。
ありがとうとお互いに言える関係。