相手のことを考えてみよう
一般的な社会人であれば、休みの日がある。
休日であれば、基本的に会社などから拘束されない時間である。
休日も会社関係の人から連絡がある人も居るだろうが、自分の都合や家族、家庭などの都合を休日にあてていることが多い。
私もイチ社会人であるが、休日は自分の人生のために時間を費やしており、どちらかというと仕事より、自分の人生のために使う時間を大切にしている。
仕事に対して手を抜いているわけではないが、エネルギーを使わない形でできるようにしている。
だが、休みの時に上司から『取引先から私に対して要望があり、朝早く出勤して伝えたい』との連絡がきた。
そんなメールを休みの日に送ってくるなと思った上に、何のことか心当たりがなかったため、気になり上司に電話した。
どうやら、休みの日に何か問題があったそうで、それに心当たりがないかとのことであった。
以前の上司も、この上司も、本当に人の上に立てない人だと心底思った。
人の上に立てない上に、人を使うことが下手なのだ。
昔、『お前は人をむかつかせるのだけは天下一やな』と言われていたが、今はほとんどそのようなことはない。
何が人をむかつかせるのだろうかなど、散々考え、自分を変えることを今もずっと実践している。
人から好意的に思われるか、嫌われるかどちらがいいかと言えば、大多数が好意的に思われるほうを選ぶだろう。
もちろん、嫌われることを恐れて媚びろというわけではない。
自ら敵を作り出して何か得になるかと言えば、ならないことが多いため、気を付けている。
だからかも知れないし、気にしすぎなのかも知れないが、上司と電話で話した時に、『この上司は何故、要望というのだ?別の言い方が思い浮かばないのか?』と思った。
私であれば『一ヶ月経って、どんな状況か聞きたいから朝時間くれるかな?』ぐらいに留めておく。
要望があったとしても、まず【確認】することから入る。
誰だっていきなり否定されるようなことを言われて、すんなり『はい、そうですか。おっしゃる通りなので、以後気を付けます』とならないだろう。
まず、お互いの状況を確認した上で、話しを進めることで建設的な話しができる。
ましてや自分の部下であろうものなら、部下を守っているということをそれとなく伝えることをする。
それによって、愛社精神や会社に対する貢献度が上がったりするわけではないだろうか?
もちろん、単刀直入に言うことが必要な場合もある。
だが、私に対しては何度かこのようなことで言い合っているのにも関わらず、同じことをしてくる。
上司として認めたくない。
部下が上司の面倒を見ることをフォローアップとか言うと昔に聞いたが、フォローアップなんてしてられない。
上司として上に立っているのであれば、自分で考えてしてくれ。
できないとか、間違っているのであれば、思いっきりぶつけていく。
その分の対価はいただいているだろう。
しっかり働けよと思う。
役職という役割があるのだから、全うするために人一倍努力する必要がある。
人を使うという点においても、それは同じこと。
もっと上手にすれば、気持ちよく働けるのだ。
最近では、顧客満足以外に、従業員(社員)満足度なるものがある。
どちらの満足もわざわざ掲げなければできないことになってしまっている。
どこかの社長さんが言っていた。
【社員は家族】と。
家族だからといって、馴れ合えという意味ではない。
家族と思って接することが大切であると。
今となれば、社員や従業員は会社の駒ぐらいにしか思っていないのだ。
もちろん、お客様に関しても、同じ程度にしか思っていないような気がしなくもない。
お客様は神様ではないが、自分が提供するもの(こと)に対して対価を払う人が居るからこそ、社会は回っている。
提供する側であり、提供される側である。
ならば、提供される側の時の心情を、提供する側になった時に持てばいい。
逆も然り。
何か、足りていないことばかりの会社に属しているのだが大丈夫だろうか。